AIを活用した可変施肥田植え機の実演会を開きました
2023.05.25
5月22日(月)、可変施肥田植え機を使用したスマート農業技術実演会を岩崎地区で開きました。
過去の衛星データから作物の生育傾向を分析した解析データを基に、圃場内の施肥量を自動調整できる田植え機を実際に操作する様子を稲作農家やJA関係者らが見学しました。
肥料が高騰している中、スマート農業技術によって肥料費の削減や生育のムラをなくし、収量の安定化や圃場管理の省力化が期待されています。
試験には、圃場の過去の衛星画像データから人口知能(AI)が地力を解析し、マップ化する管理ソフト“ザルビオフィールドマネージャー”を使用。他にも生育のムラの可視化、生育予測や病害予測機能などが搭載されています。
GPS機能を搭載した田植え機に管理ソフトのデータを連携することで、肥料を必要な場所に適切な量を自動で散布することができます。
実演会に参加した農家は「必要な分だけ施肥し、生育ムラをなくすことで現在の収量を確保できるのなら、マイナス面なしで肥料費の削減に取り組める」と関心を寄せていました。